花王株式会社は2023年8月5日、「アタック ZERO パーフェクトスティック」を新発売しました。
「液体洗剤を超えた」というキャッチコピーのもと売り出されていますが、実際はどのくらいの洗浄力があるのでしょうか。
この記事では「アタックZERO」と「アタック ZERO パーフェクトスティック」をコスパや洗浄力などを比較してみることにしました。
記事の後半には「アタック ZERO パーフェクトスティック」がどんな人におすすめかも記載していますので、ぜひ最後までご覧ください。
アタック ZERO パーフェクトスティックとは?
アタック ZERO パーフェクトスティックは、2023年8月5日に発売された液体洗剤(※)を超えた洗浄力を持つ新しい洗濯用洗剤です。
とにかく洗浄力に自信を持つ洗剤のようです。
液体洗剤とは違い、こちらは粉末洗剤をフィルムの中に凝縮させたものとなっています。
※…花王製品の液体洗剤と比較しての結果
効果成分を凝縮したスティックが特徴で、中には粉末洗剤が入っています。
公式サイトを見てもとにかく洗浄力に関する記述が多く、そこに特化している印象です。
アタック ZERO パーフェクトスティックの特徴
アタック ZERO パーフェクトスティックには以下の特徴があります。
- 効果成分を凝縮したスティック
- 次世代型発砲パウダー
- アルカリ剤による洗浄向上メカニズム
- セーフティロック式ジッパー
- 部屋干し用もあり
効果成分を凝縮したスティック
洗浄力や消臭力、抗菌力といった効果成分を1本のスティックに100%凝縮しています。
フィルムは水で溶けはじめるとスティックが一気に崩壊し、顆粒が発砲しパウダーは素早く溶けていきます。
次世代型発砲パウダー
スティックの中身は次世代型発砲パウダーということで、花王独自開発のエアーin構造となっています。
効果成分は水に溶けると素早く広がり、高い洗浄効果を発揮します。
粒子のコーティング製法によってパウダー同士の密着も抑制しており、スティックの中でもパウダーが固まったりくっついたりしてることはありません。それにより溶け残りも防がれます。
アルカリ剤による洗浄向上メカニズム
アルカリ剤によって汚れの一部を「洗浄成分」へと変身させるメカニズムを搭載しています。
これにより液体洗剤を超えた洗浄力を実現しています。(花王製品の液体洗剤との比較)
セーフティロック式ジッパー
袋は簡単には開けられないようになっていて、ジッパーにあるタブを引っ張ることで開けられます。
お子様の誤飲防止につながり、安全面でも配慮が感じられます。
また、本体ボトルが必要ないという点でも環境にやさしい点もポイントです。
部屋干し用もあり
当初は通常製品しかありませんでしたが、2024年3月9日より部屋干し用も新登場しました。
部屋干しのニオイの原因となる皮脂汚れをすっきり洗浄し、生乾き臭などを防ぎます。
普段より浴室乾燥機で干している人や、部屋干しをよくする人は部屋干し用を購入するのが良いでしょう。
パーフェクトスティックに柔軟剤は配合されてる?柔軟剤を使ってもいい?
アタック ZERO パーフェクトスティックは柔軟剤入りの洗剤ではないため、柔軟剤を入れたい場合は別途必要になります。
いつもの洗剤と同じように柔軟剤を使うことは可能なので、必要な方は一緒に柔軟剤も使用しましょう。
アタック ZERO パーフェクトスティック vs. アタックZERO(液体)
アタック ZERO パーフェクトスティックとアタックZERO(液体)を比較していきます。
コスパの比較
価格はお店などによって値段は変わってくると思うので、Amazonでの価格で比較していきます。
Amazon発送分の正規価格のものを参考にしています。売り切れ等で販売元が別の業者になっていれば高額販売されている場合がありますので、その場合はご注意ください。
タイムセール後などはよく売り切れて別の業者が正規価格よりも大幅に高い価格で販売していたりします。本記事に記載の価格に近い価格で、Amazon販売・発送のものを買いましょう。
パーフェクトスティック | アタックZERO(液体) | |
---|---|---|
容量 | 51本入り | 2,200g |
価格 | 1,494円 | 2,236円 |
洗濯1回あたりの 価格(水量30L) | 約29.3円 | 約11.2円 |
洗濯1回あたりの 価格(水量60L) | 約29.3円 | 約22.4円 |
やはりパーフェクトスティックはコスパの面では液体洗剤に劣っていて、同社のアタックZEROと比較して水量30Lの場合は1回あたりの洗濯で3倍弱の価格となります。
水量60Lでも1本の投入でOKなので、その場合は22.4円と29.3円で6.9円ほどの差となりますが、それでも1ヵ月毎日洗濯した場合、30Lで543円、60Lで207円も差がつきます。
1年間で比較すれば、30Lで6,516円、60Lで2,484円もの差となるため、かなり大きな金額です。
コスパを重視するなら液体洗剤の圧勝になるでしょう。
洗浄力の比較
コスパは良くても洗浄力に差があれば選ぶ価値というのも変わってくるでしょう。
検証の条件は、タオルにケチャップとウスターソースを染み込ませて(30分ほど放置)、普通の洗濯モードで洗濯していきます。
洗濯機は日立のビートウォッシュを使用します。洗い8分、すすぎ1回、乾燥5分でいきます。
液体のアタックZEROは部屋干しタイプを使用します。
パーフェクトスティックの洗浄力
タオルにケチャップ、ウスターソースを塗って30分放置して染み込ませて洗濯、ケチャップはごく僅かに残り、ウスターは少し汚れが残ったという結果になりました。
さすがに洗浄力特化しているだけあってウスターソースですらもかなり落ちました。
アタックZERO部屋干し(液体)
続いてアタックZERO部屋干しです。同じタオルですが、パーフェクトスティックで使用した面とは別の部分に染み込ませています。
こちらはケチャップ、ウスターのどちらも結構残る形になりました。
まあ、多分これが普通ですよね。30分以上染み込ませたら普通予洗いしたり、洗剤を直接塗って洗濯機に入れたり、漂白剤使ったりしないと取れません。
液体と比較してもパーフェクトスティックはかなりの洗浄力であることがわかりました。
アタック ZERO パーフェクトスティックを使うメリット、どんな人におすすめ?
アタックゼロは以下のような人におすすめです。
- とにかく楽したい
- 洗浄力を重視する
- 洗剤自動投入機能がない洗濯機を使っている
とにかく楽したい
私も使ってみましたが、とにかく楽です。
ジェルボールのように、洗濯物の下に入れておくだけでよく、計量する必要もないので楽したい人におすすめです。
洗濯物を洗濯機から取り出したら、次の洗濯に備えて先に入れておくとより楽になります。
洗浄力を重視する
液体洗剤を超えた洗浄力を誇る洗剤ですから、運動部などのクラブ活動をしているお子様がいるご家庭などにおすすめです。
スティックのフィルムの中の洗剤は粉末洗剤となっているため、当然液体洗剤よりも洗浄力は高いです。
シャツのエリ汚れなども前洗いなしで十分落ちるほどの洗浄力を誇ります。
今回の検証結果でもかなり洗浄力に差が出た形となったので、洗浄力を重視する人ならパーフェクトスティックです。
洗剤自動投入機能がない洗濯機を使っている
洗剤の自動投入機能がある洗濯機ならジェルボールやこのパーフェクトスティックを使用しなくても楽ちんで便利ですが、そういった機能のない洗濯機ならパーフェクトスティックを使用するメリットは大いにあります。
上記にもあるようにとにかく楽できるので、仕事や他の家事で忙しいという場合におすすめです。
まとめ:洗浄力重視でコスパ無視ならパーフェクトスティックがおすすめ
以上、アタックZEROパーフェクトスティックについての紹介、汚れ落ち検証でした。
個人的にはやはりコストの面が気になるので、物価上昇も止まらないこのご時世ですし、普段使いは液体洗剤を使っていきたいなと思いますが、汚れが気になる洗濯ものがあるときはパーフェクトスティックを使いたいと思いました。
やはり洗浄力が高い洗剤というのは魅力的で、さらにスティック形状ということで投入が楽なので粉末洗剤にもない魅力を持っているのは間違いないです。
この記事を参考にご購入を検討していただければ幸いです。
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