ライオン株式会社は2023年9月20日(水)より「NANOX one(ナノックスワン)」を販売開始しました。
ナノックスワンは新しい洗濯用洗剤で、トップ・スーパーナノックスの改良版で、リニューアル・新しく生まれ変わった全く新しい商品です。
本記事ではナノックスワンについての情報と、3つの商品の違い、それぞれの洗浄力の比較を実際に使用して行ったものをまとめました。
サムネイル画像は公式サイト(https://nanox.lion.co.jp/)から引用させていただいています。
※「ナノックスワンPRO」と「アタックZERO」や「アタックZEROパーフェクトスティック」を比較した記事もよければわせてご覧ください。
コスパや洗浄力を比較しています。
》ナノックスワンvsアタックゼロ!コスパ・汚れ落ちを比較!どっちがいい?
》ナノックスワンvsパーフェクトスティック!洗浄力・コスパ・成分を比較
ナノックスワンとは?
ナノックスワンとは、2023年9月20日(水)より販売開始された洗濯洗剤です。
トップ・スーパーナノックスのリニューアル品で、従来品は販売終了し、2023年9月以降はナノックスワンへ切り替わっています。
従来品との違いは、「高濃度コンプリートジェル」による服の色変化防止でしょう。
「高濃度コンプリートジェル」とは・・・当社従来洗剤にはできなかった、「高い洗浄・消臭力」と「衣類本来の色を保つ機能」を両立させた唯一※1の洗剤として、様々なお洗濯悩みを解決
“ニオイ・汚れ・衣類の色変化1本で全部断つ。”衣料用洗剤の常識を覆す、高濃度コンプリートジェル『NANOX one(ナノックス ワン)』新発売より
従来のナノックスでも洗浄力と消臭力には強みを持っていましたが、それに加えて「色変化防止の機能」を兼ね備えており、今までできなかった「高い洗浄・消臭力」と「色変化防止」を両立させたのがナノックス ワンです。
ナノックス ワンは3種類展開されており、洗浄力に優れたスタンダード、消臭力に優れたニオイ専用、両方の強みをさらに伸ばしたPRO の3つから選べます。
本記事では、これらの3種類をそれぞれの特徴をご紹介し、洗浄力の検証を行います。
3つの新技術を備えた「コンプリート洗浄」
ナノックス ワンは3つの新技術を備えており「洗浄力」×「消臭力」×「色変化防止力」という3つの機能を有しています。
洗浄力
新たに「高機能界面活性剤」と「高性能な酵素」が配合されています。
この2つによって皮脂洗浄力に優れ、さらに酵素入りの洗剤は洗浄力が高くなりますので、食べこぼし、たんぱく由来の汚れといった頑固な汚れも難なく落とすことが出来ます。
消臭力
消臭に関してはコンプリートオーダーレス技術という新技術によって実現され、「新消臭成分」が採用されています。
これまでライオンで培われた無臭化技術がさらに強化されて部屋干し臭の抑制にも効果を発揮します。
抗菌効果も搭載されており、菌によるニオイの発生も防いでくれます。
こちらはニオイ専用・PROに搭載されています。
色変化防止力
洗濯を繰り返していると、どうしても衣服の色落ちというのは起こってしまいますが、コンプリートカラーケア技術によって色変化も防止します。
「特殊ポリマー」を採用し、衣類本来の色を保つ機能が実現されています。
衣類同士の摩擦を防いで色あせを抑制し、さらに、洗濯槽内での再汚染(汚れ戻り)も防止します。
具体的には黒Tシャツの色あせ、ワイシャツの黄ばみ、タオルの黒ずみなどを抑制してくれます。
ナノックスワンの3種類はどうちがう?
ナノックスワンはスタンダート、ニオイ専用、PROの3種類がありますが、それぞれどういった違いがあるのでしょうか。
まず、スタンダードは洗浄力、ニオイ専用は消臭力に優れていて、PROはその2つを兼ね備えるだけでなく2つの長所をさらに伸ばしたすべてにおいて最高峰の洗剤となっています。
公式サイトにある表を3つ並べてみましたが、PROは5項目すべてが5つ星で、洗浄力、消臭力、黄ばみ黒ずみ防止、色あせ色落ち防止、抗菌力すべてが最高峰の機能を有しています。
7つの機能を1つにまとめた、と記載があり、「最強洗浄」「徹底抗菌」「無臭化洗浄」「ダメージケア」「ウイルス除去」「色変化防止」「洗濯槽のニオイ抑制」が期待できます。
特に昨今においてはウイルスが気になる方も多いでしょうし、外に干すと花粉や汚染物質などが付着する恐れもありますから、ウイルス除去や部屋干し臭の防止もうれしいポイントです。
ナノックスワン洗浄力比較!実際に使ってみた
それでは、上の表の通りに実際に洗浄力に差があるのか、どれが一番洗浄力が高いのかを検証するべく、私も3種購入し実際に使ってみました。
3つとも購入しましたので、それぞれ使用して比較していきます。
パッケージは以前と比べて洗礼されたものになっていて、PROは特にロゴの背景が金色になっていて高級感を感じます。
側面の機能紹介の部分にも部屋干しの欄は「頑固な部屋干し臭」と記載があり、ニオイ専用よりも高い性能であることがみてとれるでしょう。
洗濯機は日立のビートウォッシュを使用、ハンカチにケチャップ(左)、ウスターソース(右)をかけて30分ほど置いて染み込ませたのちに洗濯します。
洗濯は洗い8分、すすぎ1回、脱水5分の自動洗濯のデフォルト設定で行います。
本来はこのレベルに染み込んだ汚れは洗剤だけで落ちることは稀で、基本的には洗剤を直接塗布して数十分置いたのちに洗濯するか、漂白剤を使用しなければ落ちません。
今回は、洗剤を直接塗布するようなことはせず、通常通りに洗濯を行います。
ナノックスワン スタンダードの洗浄力検証
まずはスタンダードの結果です。
やや汚れがうっすらの残っていますが、よく見ないとわからないレベルまでは落ちました。
ほんとにうっすらと残っているかな?程度です。
かなりの洗浄力ですね。
ナノックスワン ニオイ専用の洗浄力検証
続いてニオイ専用です。
こちらは二つ折りにした反対側を使用しておりますので、先ほどの汚れとは全く別のものです。
さすがに洗浄力に長けたスタンダードよりは劣る結果となり、ウスターソースのシミが残っています。
ただ、こちらの強みは消臭力ですから消臭力を意識する方におすすめで、染み込んだ汚れを落としたいという際はこちらと漂白剤の併用でも十分とは思います。
ちなみに、Aamzonの価格で一番安いのはニオイ専用です。
ナノックスワン PROの洗浄力検証
最後にPROです。
PROはタオル左側に染み込ませて洗濯しました。
画像2枚目の左側と右側で比較してみてください。
右側が先ほどのニオイ専用での洗浄結果で、左側がPRO使用直前に染み込ませた汚れです。
ほぼほぼ汚れがわからないレベルまで洗浄されていることがわかります。
さすがに一度染み込んだ汚れを2度目以降の洗濯で取るというのは漂白剤でも使用しないと難しいですが、初回の洗濯でなら洗剤(PRO)だけでも十分に落ちることがわかりました。
以上の検証結果としては洗浄力は PRO>スタンダード>ニオイ専用 の順で高いことがわかりました。
公式サイトにおいても洗浄力検証が行われていますので、よければそちらもご覧ください。
「ナノックスワンPRO」と「アタックZERO」や「アタックZEROパーフェクトスティック」の洗浄力やコスパを比較した記事もよければご覧ください。
ナノックスワンの3種比較|コスパや洗浄力
ナノックスワンのスタンダード、ニオイ専用、PROについて、3種類の比較表を作成しました。
価格に関しては2024年6月時点のAmazonの価格で、価格が変動している可能性があることはご了承ください。
ドラッグストアなどで買う場合はスタンダードとニオイ専用は同じ価格になるかと思われますが、Amazonではニオイ専用が一番安くなっており、そのためコスパもニオイ専用が最も優れています。
洗濯1回あたりの価格はPROが一番高いですが、性能も最も優れているため、数百円の差は気にしないという場合はPROがおすすめです。
ナノックスワンは結局どれがオススメ?
個人的にはPROが最もオススメです。
洗浄力も先述の検証から最も高いことが実証されましたし、その他の項目もスタンダード、ニオイ専用を上回る性能です。
それぞれの長所をさらに伸ばしたPROは普段使いだけでなく頑固な汚れやニオイにも対応できそうで、日常的に使っていきたい洗濯洗剤と思いました。
もちろん、スタンダードとニオイ専用に関しても悪くはなく、スタンダードも十分に洗浄力が高いことはわかりましたし、ニオイ専用は従来のスーパーナノックスでもかなりの消臭力を誇っていましたから、そこからさらに機能向上しているのは魅力です。
価格もPROは他に比べて本体は100円、詰め替えは200円ほど高くなっていますが、この差であれば自分なら高機能なPROを選ぶかなといった感じです。
もちろん少しでも経済的にさやしいものを選びたい、スタンダード、ニオイ専用でも十分な性能という人であればこっちでも十分オススメできます。
まとめ
以上、ナノックスワンについての紹介と洗浄力の検証でした。
本記事の内容をまとめると以下のようになります。
- ナノックスワンはスーパーナノックスが機能向上して新登場した製品
- 洗浄力の検証は PRO>スタンダード>ニオイ専用 の結果に
- 洗浄力、消臭力、色落ち防止に優れたPROが最もオススメ
以前までは私はスーパーナノックスのニオイ専用を愛用していましたが、消臭力に洗浄力も兼ね備えたPROの登場に非常にうれしく思います。
私個人としてはPROがオススメで、私もしばらく使ってみたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
コメント