2026年7月に発売された、ロジクールGのゲーミングキーボード「G316 X 98」。
テンキーを搭載しながらもコンパクトな98%レイアウトを採用し、最大8,000Hzのポーリングレートや自由度の高いキー割り当て機能などを備えています。
実際に使ってみると、打鍵感やカスタマイズ性は非常に優秀で、満足度の高いキーボードだと感じました。
しかし、右Shiftキーの短さやHome・Endキーの不在など、コンパクトさゆえの使いにくさもあります。
この記事では、G316 X 98を実際に使用して感じたメリット・デメリットを詳しくレビューします。
購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
Logicool G316 X 98を実際に使った総合評価

結論からいうと、G316 X 98は打鍵感とカスタマイズ性に優れたキーボードで、間違いなく買ってよかったと感じている商品ですが、キー配列など注意が必要な点もあります。
特に気に入っているのが、心地よい打鍵感・打鍵音と、Logicool G HUBによる自由度の高いキー割り当て機能。
見た目もスタイリッシュさと可愛さがあり、コンパクトながらテンキーまで備えている点は魅力的です。
一方で、普段からフルサイズキーボードを使用している人は、一部のキーの配置やサイズに違和感を覚える可能性があります。
G316 X 98のメリット・デメリット一覧
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 打鍵感が非常に良い | 右Shiftキーが短い |
| G HUBのカスタマイズ性が高い | テンキーの0が小さい |
| コンパクトなのにテンキー付き | 左側にFnキーがない |
| コントロールダイヤルが便利 | Home・Endキーがない |
| 白を基調とした高級感あるデザイン | LEDディスプレイの必要性は低い |
| 適度な重量で安定感がある | 有線接続のみ |
| ホットスワップ対応 | ラピッドトリガー非対応 |
個人的には、キーボードとしての基本的な完成度には満足しているものの、キー配列についてはいくつか不満が残るという評価です。
それぞれ詳しく紹介していきます。
G316 X 98のデメリット・気になった点をレビュー

まずは、実際に使用して気になった点から紹介します。
G316 X 98の欠点は、主に98%レイアウト特有のキー配置に集中しています。
右Shiftキーが短く、慣れが必要

G316 X 98を使い始めて、最初に気になったのが右Shiftキーの短さです。
98%レイアウトでは限られたスペースに多くのキーを配置するため、右Shiftキーも一般的なフルサイズキーボードより短くなっています。
購入前はそれほど気にしていなかったのですが、実際に使ってみると、想像以上に右Shiftキーを使っていたんだなと気づきました。
特に、これまでフルサイズキーボードに慣れていた人は注意が必要です。
もちろん、使い続ければ慣れる部分もあると思いますが、コンパクトなレイアウトにはこうした使い勝手の違いがあることを知っておいた方がよいでしょう。
テンキーの「0」が小さい
一般的なフルサイズキーボードでは横長になっていることが多い「0」キーですが、G316 X 98では方向・十字キー配置のため0が小さくなっています。
テンキー自体が搭載されているのはありがたいものの、普段から数字を入力する機会が多い人は、少し使いにくく感じるかもしれません。
左側にFnキーがない
G316 X 98にはFnキーが搭載されていますが、左側には配置されていません。
そのため、Fnキーを使ったショートカット操作では、手の動きが制限される場面があり、左手でFnキーを押しながら別のキーを操作することに慣れている人にとっては不便に感じるポイントです。
Home・Endキーがないのが不便
個人的に、最も惜しいと感じたのがHome・Endキーが独立して搭載されていないことです。
Home・Endキーは、文章入力やテキスト編集の際にカーソルを素早く移動できる便利なキーです。
私は普段からこれらのキーをよく使用しているため、独立したキーがないことは想像以上に不便でした。
ただし、専用ソフトウェア『G HUB』でカスタマイズすることである程度解決できる部分です。(詳細は後述)
LEDディスプレイ…必要?
G316 X 98の右上には、ドットマトリクスLEDディスプレイが搭載されています。
ダイヤル操作時に設定内容が表示されるなど、見た目にも面白い機能です。
しかし、Home・Endキーなど使用頻度の高いキーを優先してほしかった気持ちもあります。
有線接続のみで、ワイヤレスには非対応
G316 X 98はUSB接続の有線キーボードです。
Bluetoothや2.4GHzワイヤレス接続には対応していません。
有線接続なら充電切れを気にせず使えるメリットがありますが、デスク周りの配線を減らしたい人には向いていないでしょう。
ラピッドトリガー機能はない
また、競技性の高いFPSなどで注目されているラピッドトリガー機能にも対応していません。
私はラピトリ機能は不要なので知っていたうえでこれを選びましたが、ワイヤレス接続やラピッドトリガーを重視する場合は、G515 RAPID TKLなど、ほかのモデルも検討することをおすすめします。
ライティングに一部不満あり


RGBライトに関してはとてもきれいに光ってくれますが、一部のキー(「6」「エンター」等)は下部が暗く光り方が不十分に感じます。
個体差があるのかそういうものなのかは不明です。
エンターキーは多くのロジクール製品で言及されているのを見るので、もう割り切るしかないのかもしれません。
G316 X 98のメリット・良かった点をレビュー
続いて、実際に使って良かった点を紹介します。
キー配列にはいくつか不満があるものの、それを差し引いても魅力的な部分が多いキーボードです。
打鍵感が非常に良く、タイピングが気持ちいい
G316 X 98で特に満足しているのが、打鍵感・打鍵音の良さです。
キーを押したときの感触と音が非常に心地よく、気持ちよくタイピングできます。
本製品には、リニアタイプのメカニカルスイッチが搭載されています。
リニアスイッチは、キーを押し込む際の引っかかりが少なく、滑らかに入力できるのが特徴です。
また、内部には振動や衝撃を抑えるガスケットマウント構造が採用されています。
ただし、静音キーボードというわけではないため、音に敏感な人や静かなオフィスで使用する人は注意した方がよいかもしれません。
コトコト音のキーボードが欲しい人、キーを打つ感触を重視してキーボードを選びたい人には、十分おすすめできる仕上がりだと思います。
G HUBのカスタマイズ性が高い

打鍵感と並んで高く評価したいのが、Logicool G HUBによるカスタマイズ性です。
G HUBはロジクールG製品に対応した専用ソフトウェアで、G316 X 98では主に以下のような設定ができます。
- キーへの機能割り当て、無効化
- マクロの登録
- FnレイヤーやGシフトを利用した操作設定
- キーボードのライティング変更
- ゲームモードの設定
- ポーリングレートの変更
特に便利なのが、キーの機能を自由に変更できることです。
先ほど紹介したHome・Endキーのように、標準では搭載されていない機能も、別のキーに割り当てることで使用できます。
私はF11、F12キーにHome、Endを割り当てて使用しています。
また、複数の操作をまとめて実行するマクロ機能も便利です。
ゲームだけでなく、動画編集や普段のパソコン作業など、さまざまな用途に活用できるでしょう。使用するアプリケーションごとに割り当ても変更できます。
Fn以外のすべてのキーをフルカスタマイズ可能で、「通常」「Fn」「Gシフト」で3パターンの割り当てが可能。
自分の使い方に合わせてキーボードをカスタマイズしたい人にとって、G HUBは大きな魅力だと思います。
コンパクトなのにテンキーが付いている
G316 X 98は、その名前のとおり98%レイアウトを採用しています。
一般的なフルサイズキーボードよりコンパクトながら、テンキーを搭載しているのが特徴です。
テンキーレスキーボードはデスクを広く使える反面、数字入力の際に不便を感じることがあります。
その点、G316 X 98ならコンパクトさとテンキーの利便性を両立できます。
特に、ゲームだけでなく仕事や日常的なパソコン操作にも使いたい人には魅力的です。
フルサイズキーボードとは一部のキー配置が異なりますので、コンパクトさと使い勝手のどちらを重視するかが、購入時の判断ポイントになるでしょう。
右上のコントロールダイヤルが便利

G316 X 98の右上には、多機能なコントロールダイヤルが搭載されています。
このダイヤルでは、以下の操作が可能です。
| 機能 | できること |
|---|---|
| 音量調整 | パソコンの音量変更 |
| メディア操作 | 音楽の再生・一時停止など |
| ライティング | キーボードの明るさ調整 |
| レポートレート | ポーリングレートの切り替え |
これらをキーボード本体から直接操作できるため、いちいちソフトウェアを開く必要がありません。
特に音量調整や音楽の操作は、普段使いでも便利に感じる機能です。
LEDディスプレイ自体の必要性は初めはあまり感じていませんでしたが、使いこんでくると意外と便利でコントロールダイヤルの使い勝手には満足しています。
真っ白なデザインがおしゃれで高級感がある

今回使用しているのは、ホワイトモデルです。
本体は白を基調とした統一感のあるデザインで、非常におしゃれだと感じました。
ゲーミングキーボードらしいライティング機能を備えながらも、安っぽさを感じさせない仕上がりです。
また、キーキャップには耐摩耗性に優れるPBT素材が採用されています。
デスク周りを白で統一したい人や、見た目にもこだわりたい人には魅力的なモデルでしょう。
適度な重量があり、タイピング中も安定している
G316 X 98の本体重量は約880gです。
コンパクトなキーボードですが、持ち上げるとそれなりの重量感があります。
実際に使用していてもキーボードが不用意に動くことはなく、安定してタイピングできています。
軽さを重視する持ち運び用途には向きませんが、デスクに据え置いて使用するなら、むしろメリットに感じる部分です。
ホットスワップ対応でスイッチを交換できる
G316 X 98はホットスワップにも対応しています。
ホットスワップとは、はんだ付けなどの作業をせずに、キースイッチを交換できる仕組みのことです。
対応するメカニカルスイッチに交換することで、好みに合わせた打鍵感のカスタマイズができます。
標準スイッチの打鍵感には十分満足していますが、将来的に別のスイッチを試せるのは魅力です。
ただし、アナログスイッチには対応していないため、交換するスイッチの互換性には注意してください。
テンキー不要なら75%サイズもある
G316シリーズには75%サイズも展開されています。
こちらならHome、Endもついていますし、テンキー不要ならこちらのほうが快適に使えそうです。
テンキーが必要かそうでないかで選べばいいでしょう。
G316 X 98のG HUB設定・おすすめキー割り当て
G316 X 98の使い勝手を向上させるなら、G HUBの活用がおすすめです。
特に、標準のキー配列に不満がある場合は、キー割り当てを変更することで改善できる可能性があります。
G HUBでできるカスタマイズ
G HUBではキーごとに機能を設定できるほか、複数の操作を組み合わせるマクロも登録できます。
さらに、通常のキー割り当てに加えて、FnレイヤーやGシフトなどを使い分けることも可能です。
そのため、キーの数が限られた98%レイアウトでも、さまざまな操作を使えるようになります。
ただし、キー割り当てを変更すると標準の機能が使えなくなる場合があるため、普段の操作に影響しないよう注意しましょう。
Home・Endキーをどこかのキーに割り当てる方法
私が実際に使用しているのが、F11・F12キーにHome・Endを割り当てる設定です。
設定はG HUBから行えます。
この設定を行えば、独立したHome・Endキーがなくても、それぞれの機能をすぐに呼び出せます。
ただし、F11やF12の本来の操作が必要な場合は、別のキーやレイヤーに割り当てるなどの工夫が必要です。
FnレイヤーやGシフトを活用する
G316 X 98では、FnレイヤーやGシフトを活用することで、キーの機能を増やすこともできます。
例えば、普段は通常のキーとして使用し、特定のキーと組み合わせた場合だけ別の操作を実行するといった設定が可能です。
ただし、設定の自由度が高いからといって、物理的なキー配列そのものが変わるわけではありません。
Logicool G316 X 98のスペック・基本情報
ここでは、G316 X 98の基本仕様をまとめます。
G316 X 98の仕様一覧
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 製品名 | Logicool G316 X 98 |
| 発売日 | 2026年7月16日 |
| キー配列 | 日本語配列・98% |
| キースイッチ | リニアメカニカル |
| 押下圧 | 40g |
| キーストローク | 3.5mm |
| アクチュエーションポイント | 1.9mm |
| 接続方式 | USB有線 |
| 最大ポーリングレート | 8,000Hz |
| 本体サイズ | 384×140×40mm |
| 重量 | 約880g |
| 角度調整 | 4° / 8°の2段階 |
| ケーブル長 | 1.8m |
| バックライト | LIGHTSYNC RGB |
| ホットスワップ | 対応 |
| カラー | ブラック・ホワイト |
| 保証期間 | 1年または2年(型番による) |
G316 X 98は、コンパクトなレイアウトながら、本格的なゲーミングキーボードとしての性能も備えており、最大8,000Hzのポーリングレートに対応している点も特徴です。
ポーリングレートは、キーボードがパソコンに入力状態を報告する頻度を表します。
数値が高いほど報告間隔が短くなりますが、実際に体感できる違いは使用環境によって異なります。
98%レイアウトのサイズ感と特徴
98%レイアウトは、テンキーを残しながらキー間のスペースや一部のキーを省略した、コンパクトな配列です。
G316 X 98は横幅384mmで、一般的なフルサイズキーボードより省スペースに設置できます。
その一方で、右Shiftキーやテンキーの0が小さくなっていたり、Home・Endキーが省略されていたりします。
そのため、フルサイズキーボードから乗り換える場合は、キーの配置に慣れる必要があるでしょう。
筆者は、現在しばらく使用して、かなり慣れてきており特定のキーが小さい問題はほぼ気にならなくなってきました。
価格と保証期間の違い
G316 X 98は、型番によって保証期間が異なります。
ロジクール公式サイトでは、1年保証モデルが17,800円、2年保証モデルが19,580円(税込)で掲載されています。
※価格は執筆時点の公式掲載情報です。販売店や時期によって異なる場合があります。
性能面だけでなく、価格と保証期間の違いも確認して選ぶとよいでしょう。
G316 X 98はどんな人におすすめ?
実際の使用感をもとに、おすすめできる人と、あまり向いていない人をまとめました。
G316 X 98がおすすめな人
特に、打鍵感とキー割り当て機能を重視する人にはおすすめです。
テンキーを残しつつ、デスクを広く使いたい人にも向いているでしょう。
G316 X 98をおすすめしない人
特に、文章入力や編集作業でHome・Endキーを頻繁に使う人は注意してください。
G HUBによる割り当て変更で対応できますが、最初から専用キーがあるキーボードと同じ使い勝手になるわけではありません。
G316 X 98に関するよくある質問
- Q.G316 X 98はワイヤレス接続できる?
- A.
いいえ。G316 X 98は有線接続専用のキーボードです。
Bluetoothや2.4GHzワイヤレス接続には対応していません。
- Q.G316 X 98はラピッドトリガーに対応している?
- A.
対応していません。
G316 X 98は一般的なメカニカルスイッチを採用しており、ラピッドトリガーに必要なアナログ入力機能を備えていません。
- Q.G316 X 98の打鍵音はうるさい?
- A.
個人的には、使用していて特に気になりませんでした。
ガスケットマウント構造によって振動やノイズを抑える設計ですが、無音に近い静音キーボードではありません。
音の感じ方には個人差があるため、静音性を最優先する場合は注意が必要です。
- Q.G316 X 98のキーキャップやスイッチは交換できる?
- A.
キーキャップは取り外し可能で、ホットスワップ対応のため、互換性のあるメカニカルスイッチへの交換も可能です。
ただし、すべてのキーキャップやスイッチが使用できるわけではありません。購入前に対応規格やキーサイズを確認しましょう。
まとめ|G316 X 98はキー配列に納得できれば満足度の高いキーボード
Logicool G316 X 98を実際に使用してみて、最も印象に残ったのは打鍵感の良さとG HUBのカスタマイズ性でした。
見た目にも高級感があり、コンパクトながらテンキーを搭載している点も魅力です。
一方で、右Shiftキーの短さやHome・Endキーの不在など、98%レイアウトならではの不便さも感じましたが、98%サイズに慣れている方、Home・Endは使わない方であれば全く問題ないかと思います。
キーボードとしての完成度には満足しており間違いなく買ってよかったと思っていますが、キー配列については購入前にしっかり確認することをおすすめします。
打鍵感やカスタマイズ性を重視し、コンパクトさとテンキーを両立したい人には、十分検討する価値のあるキーボードだと思います。
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