2026年9月30日、ライオンのNANOXシリーズから新しい液体洗剤「NANOX 深層浸透洗浄」が発売されました。
NANOXといえば高濃度洗剤の「NANOX one」がありますが、

「NANOX oneとは何が違う?」
「新商品の方が洗浄力は高い?」
「価格やコスパはどちらがいい?」
「結局どっちを買えばいい?」
と気になっている方も多いのではないでしょうか。
今回発売されたNANOX 深層浸透洗浄は、単純にNANOX oneをリニューアルした商品ではありません。
NANOX oneが少量で使える「高濃度タイプ」なのに対して、NANOX 深層浸透洗浄は30Lの水に対して30ml使用する「非濃縮タイプ」の液体洗剤です。
一方で、弱アルカリ性の洗剤液と「繊維の奥まで素早く浸透する」という特徴を持ち、バスタオルや肌着などに蓄積したニオイ、皮脂汚れ、シャツの黄ばみなどをまとめて落とすことを狙った商品になっています。
この記事では、
まで詳しく比較していきます。
先に結論をまとめると、洗剤をたっぷり使ってまとめ洗いしたい人や、汗・皮脂・蓄積したニオイが気になる人にはNANOX 深層浸透洗浄がかなり使いやすい商品です。
一方、洗剤の使用量や保管スペース、1回あたりのコスパを重視するなら、引き続きNANOX oneの方が有利です。
- NANOX 深層浸透洗浄とは?
- NANOX 深層浸透洗浄の主な特徴
- NANOX 深層浸透洗浄とNANOX oneの違い
- なぜNANOXなのに非濃縮になった?
- 洗浄力はNANOX oneより高い?
- NANOX 深層浸透洗浄の成分をチェック
- 弱アルカリ性なのもNANOX oneとの大きな違い
- NANOX 深層浸透洗浄の香り
- NANOX 深層浸透洗浄のコスパは?
- NANOX 深層浸透洗浄のメリット
- NANOX 深層浸透洗浄のデメリット
- NANOX 深層浸透洗浄とNANOX oneはどっちがおすすめ?
- アタックZEROとも比較したい場合
- NANOX 深層浸透洗浄についてよくある質問
- まとめ|NANOX oneとは用途が違う新しいNANOX
NANOX 深層浸透洗浄とは?

NANOX 深層浸透洗浄は、ライオンから2026年9月30日に全国発売された衣料用液体洗剤です。
本体は840g、詰め替え用は1,150gが通常ラインナップとなっています。
最大の特徴は、名前にもなっている「深層浸透洗浄」。
洗浄成分が素早く広がって繊維の1本1本まで浸透し、普段の洗濯だけでは残りやすい汗や皮脂によるニオイ・汚れを洗浄するという商品です。
ライオンによると、従来の同社非濃縮洗剤と比較した皮脂洗浄率は約1.4倍とされています。
特に想定されているのが、バスタオル、肌着、機能性インナー、スポーツウェア、Yシャツなど。
何度洗濯してもなんとなくニオイが戻ってくる衣類や、汗・皮脂が溜まりやすい衣類との相性が良さそうです。
NANOX 深層浸透洗浄の主な特徴

蓄積したニオイや皮脂汚れを洗浄
新商品の一番大きな特徴です。
普通に洗濯しているだけでは少しずつ残ってしまう汗や皮脂などに着目しており、洗浄成分を繊維の奥まで浸透させることで洗浄します。
特にポリエステルやナイロンなどの化学繊維は汗や皮脂由来のニオイが残りやすいため、スポーツウェアや機能性インナーをよく着る人には気になるポイントでしょう。
ライオンも「汗臭・皮脂臭・黄ばみ」への対応を商品の特徴として挙げています。
つめこみ洗いを想定した洗剤
最近は節水や時短目的で、洗濯物をある程度まとめて洗う家庭も多いと思います。
NANOX 深層浸透洗浄は、洗浄成分が素早く広がって繊維の奥まで浸透することで、つめこみ洗いでも洗浄しやすい設計になっています。
もちろん洗濯機の容量を超えて詰め込んでもよいという意味ではなく、メーカー側も「洗濯物を入れすぎないように」と注意しています。
あくまで適正容量の範囲内で、まとめ洗いが多い家庭に向いた特徴と考えるのがよいでしょう。
徹底抗菌に対応
NANOX 深層浸透洗浄には抗菌剤も配合されています。
洗濯後の衣類などで菌が増えることによって発生するイヤなニオイを防ぐ効果があります。
ただし、すべての菌の増殖を抑えられるという意味ではありません。
すすぎ1回でOK
これだけ洗浄力を重視していると、
「すすぎ2回必要なのでは?」
と思うかもしれませんが、NANOX 深層浸透洗浄はすすぎ1回に対応しています。
泡切れがよく、ライオンも節水の観点からすすぎ1回を推奨しています。
ドラム式洗濯機と自動投入洗濯機のどちらでも使用可能です。
蛍光剤は無配合
NANOX 深層浸透洗浄には蛍光増白剤が配合されていません。
そのため、生成りや淡い色の衣類、色柄物にも使いやすい洗剤です。
もちろん色落ちが心配な衣類の場合は、洗濯表示を確認したうえで使用した方がよいでしょう。
NANOX 深層浸透洗浄とNANOX oneの違い

おそらく一番気になるのが、
「NANOX oneと何が違うの?」
という部分でしょう。
大きな違いを比較すると以下のようになります。
| NANOX 深層浸透洗浄 | NANOX one 洗浄プラス | |
|---|---|---|
| 洗剤タイプ | 非濃縮液体洗剤 | 高濃度液体洗剤 |
| 液性 | 弱アルカリ性 | 中性 |
| 30Lあたり使用量 | 30ml | 10ml |
| 主な狙い | 蓄積ニオイ・皮脂汚れ | 頑固な汚れ・黄ばみ |
| すすぎ | 1回 | 1回 |
| ドラム式 | ○ | ○ |
| 蛍光剤 | 無配合 | 無配合 |
| 香り | クリアシトラス | シトラスソープ |
| 本体容量 | 840g | 600g |
NANOX 深層浸透洗浄は弱アルカリ性なのに対して、NANOX oneシリーズは中性です。
また、使用量も大きく異なります。
水量30Lの場合、
NANOX 深層浸透洗浄:30ml
NANOX one:10ml
なので、NANOX 深層浸透洗浄は1回の洗濯でNANOX oneの約3倍の量を使用します。
なぜNANOXなのに非濃縮になった?

これまでNANOXというと、「少量で洗える高濃度洗剤」というイメージがかなり強かったと思います。
それだけに、今回あえて非濃縮タイプを追加したのは少し意外でしょうか。
NANOX 深層浸透洗浄は、洗剤を少量に濃縮することよりも「洗浄成分を素早く広げて繊維の奥まで浸透させる」という部分を重視した製品です。
特にまとめ洗いでは、限られた水の中で多くの衣類に洗剤を行き渡らせる必要があります。
そのためNANOX oneとは、
「少量の高濃度洗剤で洗うNANOX one」
「洗浄成分を広く浸透させるNANOX 深層浸透洗浄」
という方向性の違いがあります。
どちらかが完全な上位互換というわけではありません。
洗浄力はNANOX oneより高い?

ここは単純に「どちらが上」と決めるのは難しいところです。
NANOX one 洗浄プラスは、2025年のリニューアルで新酵素を採用しており、黄ばみ、食べこぼし、血液、汗汚れなどの頑固な汚れを対象とした高濃度洗剤です。
さらに上位モデルのNANOX one PROについては、ライオンが「当社液体洗剤内最高峰の洗浄・消臭力」と案内しています。
そのため、純粋な洗浄力だけを見てNANOX 深層浸透洗浄がNANOX one PROを超えた、と判断することはできません。
一方のNANOX 深層浸透洗浄は、
- 「繊維の奥に溜まった皮脂」
- 「繰り返し発生するニオイ」
- 「まとめ洗い」
といった状況を特に意識した商品です。
そのため、食べこぼしなどのガンコな部分汚れならNANOX one 洗浄プラスやPRO、タオル・肌着・スポーツウェアなどの蓄積汚れならNANOX 深層浸透洗浄という使い分けも面白いでしょう。
当サイトではNANOX one各モデルについても実際に洗浄力を比較しています。
NANOX 深層浸透洗浄の成分をチェック
主な成分としては、
界面活性剤、安定化剤、pH調整剤、酵素、抗菌剤、再汚染防止剤などが配合されています。
界面活性剤には、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸
アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム
脂肪酸塩
などが使用されています。
販売店の商品表示では界面活性剤は20%とされています。
NANOX oneは高濃度タイプなのに対し、NANOX 深層浸透洗浄は非濃縮タイプなので、洗剤そのものの濃度だけを見るとかなり違います。
ただし、界面活性剤の濃度だけで洗浄力の優劣が決まるわけではありません。
酵素やpH、洗浄成分の組み合わせなども含めて洗剤として設計されているため、
「濃度が低い=洗浄力が弱い」
とは考えない方がよいでしょう。
弱アルカリ性なのもNANOX oneとの大きな違い
個人的に注目したいのが液性です。
NANOX oneは中性ですが、NANOX 深層浸透洗浄は弱アルカリ性になっています。
汗や皮脂などの汚れは酸性寄りのものが多いため、一般的に弱アルカリ性の洗剤はこうした汚れを落とすのが得意です。
今回「皮脂」「黄ばみ」「蓄積汚れ」を強く打ち出していることとも相性のよい設計です。
一方で、おしゃれ着などデリケートな衣類を何でも洗うための商品ではありません。
衣類の洗濯表示を確認したうえで使用しましょう。
NANOX 深層浸透洗浄の香り
香りは「クリアシトラス」です。
ライオンによると、ヴァーベナとレモンに、清潔感のあるソープを加えた香りになっています。
NANOX one 洗浄プラスは「シトラスソープ」、ニオイ専用やPROは「パウダリーソープ」なので、同じNANOXシリーズでも香りは異なります。
柔軟剤を併用する場合、洗剤の香りが強すぎると柔軟剤とぶつかる場合があります。
このあたりは実際の使用感も含め、今後使いながらチェックしたいポイントです。
NANOX 深層浸透洗浄のコスパは?
続いてコスパです。
ここはNANOX oneとのかなり大きな違いがあります。
NANOX 深層浸透洗浄の通常の詰め替え用は1,150g。
水30Lに対して30ml使用するため、約38回分となります。
一方、NANOX one 洗浄プラスの1,530gなら、30Lあたり10mlなので、約153回分です。
つまり容量だけを見ると1,150gと1,530gでそれほど変わらないように感じますが、実際に洗濯できる回数には約4倍の差があります。
2026年10月時点の販売価格例では、NANOX 深層浸透洗浄1,150gが600~700円台、NANOX one 洗浄プラス1,530gが1,300~1,500円台で販売されています。販売価格は店舗やセールによって変動します。
例えば、
NANOX 深層浸透洗浄 1,150g=658円
NANOX one 洗浄プラス 1,530g=1,399円
として計算すると、
| 深層浸透洗浄 | NANOX one | |
|---|---|---|
| 容量 | 1,150g | 1,530g |
| 30Lあたり使用量 | 30ml | 10ml |
| 約何回使えるか | 約38回 | 約153回 |
| 参考価格 | 658円 | 1,399円 |
| 1回あたり | 約17.2円 | 約9.1円 |
という計算になります。
意外ですが、1回あたりのコスパではNANOX oneの方がかなり優秀です。
NANOX 深層浸透洗浄は本体や詰め替えの価格そのものは安く見えるものの、1回あたりに使う量が多いためです。
価格だけで選ぶ場合は注意しておきたいポイントですね。
NANOX 深層浸透洗浄のメリット
実際の商品仕様から感じるメリットは、やはり「まとめ洗い」と「蓄積汚れ」に強くフォーカスしていることです。
NANOX oneは非常に高性能ですが、高濃度洗剤なので少量を計量して使います。
一方でNANOX 深層浸透洗浄は30Lで30mlと分かりやすく、一般的な液体洗剤に近い感覚で使用できます。
特に、
といった家庭にはかなり相性が良さそうです。
NANOX 深層浸透洗浄のデメリット
一番大きいのは洗剤の消費量でしょう。
30Lあたり10mlのNANOX oneに対して、深層浸透洗浄は30ml必要です。
そのため洗濯頻度が高い家庭では、洗剤の減りがかなり早く感じる可能性があり、詰め替えの回数もNANOX oneより多くなります。
また、本体840gとNANOX oneの600gを比較してもボトルは大きめになるため、洗剤置き場をコンパクトにしたい人にはNANOX oneの方が向いています。
さらに、液性が弱アルカリ性なので、
「普段着からデリケートな衣類まで、とにかく1本で済ませたい」
という使い方なら、中性のNANOX oneの方が使いやすい場合もあるでしょう。
NANOX 深層浸透洗浄とNANOX oneはどっちがおすすめ?
結論としては、求めるものによってかなり分かれます。
NANOX 深層浸透洗浄がおすすめな人
こういった人にはNANOX 深層浸透洗浄が向いています。
NANOX oneがおすすめな人
こういった場合は、引き続きNANOX oneが使いやすいと思います。
特に洗浄力と消臭力の両方を最大限重視するなら、NANOX one PROも有力です。
NANOX oneの3種類についてはこちらの記事で詳しく比較しています。
アタックZEROとも比較したい場合
液体洗剤を探している場合、
「NANOXとアタックZEROはどっちがいい?」
と迷っている方も多いと思います。
当サイトではNANOX oneとアタックZEROについて、コスパ・洗浄力・ボトルの使いやすさなどを実際に比較しています。
また、計量不要の洗剤が気になっている場合は、アタックZERO パーフェクトスティックとの比較記事もあります。
NANOX 深層浸透洗浄についてよくある質問
すすぎ1回でも大丈夫?
すすぎ1回に対応しています。
ライオンもすすぎ1回を案内しており、泡切れがよく洗浄成分が残りにくい設計です。
ドラム式洗濯機でも使える?
使用できます。
縦型・ドラム式のどちらにも対応しています。
自動投入でも使える?
使用できます。
ライオン公式でも、自動投入洗濯機で使用可能と案内されています。
赤ちゃんの衣類にも使える?
ライオン公式では、赤ちゃんの衣類や寝具、ぬいぐるみにも使用できると案内されています。
蛍光剤は入っている?
蛍光剤は無配合です。
生成りや淡色衣類、色柄物にも使いやすい洗剤です。
NANOX oneの後継商品?
NANOX oneの後継商品ではありません。
NANOX oneは現在も洗浄プラス・ニオイ専用・PROなどが販売されており、NANOX 深層浸透洗浄は別ラインの商品として追加されています。
一方、従来の「トップ クリアリキッド」は2026年9月で製造終了となっており、公式Q&AでもNANOX 深層浸透洗浄との違いが案内されています。
まとめ|NANOX oneとは用途が違う新しいNANOX
今回は、2026年9月30日に発売された「NANOX 深層浸透洗浄」をNANOX oneと比較しました。
NANOX 深層浸透洗浄は、
「NANOX oneよりさらに高濃度になった洗剤」
ではなく、むしろ逆。
非濃縮タイプとして洗浄成分を繊維の奥まで素早く浸透させ、汗や皮脂による蓄積ニオイ・黄ばみなどを洗うことに重点を置いたNANOXです。
特にバスタオル、肌着、機能性インナー、スポーツウェアなどをまとめて洗う家庭とは相性が良さそうです。
一方で、30Lあたりの使用量はNANOX oneの約3倍。
実売価格を考えても、洗濯1回あたりのコストではNANOX oneの方が安くなるケースが多いでしょう。
そのため、
蓄積ニオイ・皮脂汚れ・まとめ洗い重視
→ NANOX 深層浸透洗浄
コスパ・省スペース・高濃度・万能性重視
→ NANOX one
という選び方が分かりやすいと思います。
NANOX oneについては、洗浄プラス・ニオイ専用・PROの違いと実際の洗浄力をこちらの記事で詳しく比較しています。



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